アガラス (調査船)
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SA Agulhas | |
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基本情報 | |
建造所 | 三菱重工業下関造船所 |
船種 | 砕氷船 |
船歴 | |
起工 | 2011年1月31日 |
進水 | 2011年7月21日 |
竣工 | 2012年4月3日 |
就役 | 2012年 - |
現況 | 就役中 |
要目 | |
総トン数 | 6,123t |
全長 | 111.95t |
最大幅 | 18.05m |
吃水 | 6.05m |
機関 | ディーゼル1軸推進 4,476kW |
航続距離 | 90日 |
搭載人員 | 乗員40名 + 科学者・乗客98名 |
搭載機 | ヘリコプター2機搭載 |
アガラス(SA Agulhas)は南極観測支援を任務とする南アフリカの調査船。
概要
[編集]船体は耐氷構造(ロイド船級協会 Ice Class 1)であり、南極および周辺諸島に設けられた観測拠点へ科学者・基地要員を運び、その活動に必要な物資を輸送する。また気象観測機器・採水器・船内研究室などを備え、南極周辺海域での科学調査に従事する。所属は南アフリカ環境観光省(Department of Environmental Affairs and Tourism)。建造は三菱重工下関造船所。
ケープタウンを母港とし、南極ドロンニング・モード・ランドのSANAE基地と、プリンス・エドワード諸島のマリオン島基地、およびイギリス領ゴフ島の測候所への補給活動を行う。物資の陸揚げのため前甲板に25トンクレーンを装備。船体後部にはヘリパッドと中型ヘリコプター2機分の格納庫を持ち、オリックスヘリコプター等を運用して人員と物資を空輸する。
2002年6月、ドイツの貨物船マグダレーナ・オルデンドルフ(乗員・乗客107名)が南極のプリンセス・アストリッド・コーストで氷に閉じ込められた際には、アルゼンチンの砕氷艦アルミランテ・イリサールと共に救助にあたり、アガラスはヘリコプターで事故船から人員を収容してケープタウンへ送り届けた[1]。
2012年4月、船齢30年を越えたアガラスは、南極への補給任務を新たに建造された本格的な砕氷船アガラスIIに譲った。同年7月より南アフリカ海事安全局(SAMSA:South African Maritime Safety Authority)に移管されたアガラスは、新たに練習船としての任務に就き、南アフリカの船員の訓練に使用されることになった[2]。
脚注
[編集]- ^ “Russian scientists reach safety”. BBC News (2002年7月10日). 2015年12月5日閲覧。
- ^ “SA Agulhas takes on new role”. news24.com (2012年7月4日). 2015年12月5日閲覧。